”おいしさには理由がある”
ケニア専門のコーヒービーンズショップ
'' ESPRIT DU KENYA ''
ケニアではコーヒーオークションがあります。
品質の良い選りすぐりのコーヒーを
見分ける目と舌によって
選ばれたコーヒー豆を輸入し
コーヒー豆の持つ最高のポテンシャルを
引き出す焙煎をすることで
豆のもつ本来の味わい豊かなコーヒーを
飲んで頂けるよう
仕入れから焙煎まで最大限の力を用いて
お客様にお届けすることで
「今までコーヒーは苦くて飲めなかった」
という方へ
本物のコーヒーを体験することで
「コーヒーが飲めるようになった」
という方が
たくさん増えたら嬉しいという
想いを込めて
ケニア専門のコーヒービーンズショップ
”ESPRIT DU KENYA"
というブランドを立ち上げました。
begin
コーヒーとの出会い
まだ10代のころ、ふらっと立ち寄ったカフェで初めての味のコーヒーを飲んだ。
コーヒーは苦いものと思い、いつもたっぷりのミルクを入れていたが、いつもと様子の違うコーヒーに何も入れず「コーヒーってこんな味だったのか?」と思いながら、自分の持つ五感すべてを使いながら何の味なのかを真剣に考えながら飲んでいる自分がいた。
今ではわかるのだが、それはコーヒーが本来もっている甘みや酸味やコクといった味わい豊かなコーヒーだった。
− 人との出会い
コーヒーが持つ本当の味を知り興味を持ち始めた頃、コーヒーの味を利き分けることで仕事しているという人物に出会った。
当時は、コーヒーの需要が盛んなブラジルでは「珈琲鑑定士」を育てる学校があったのだ。
彼は、そこで日本人初めての「珈琲鑑定士」となった人物だった。
コーヒーをスプーン一つで味わいを利き分けて仕事をしている彼に憧れを抱き、何人か彼の弟子がいたのだが、私はその彼の最後の弟子となったのだ。
それから私のコーヒーへの探究が始まり、私も「珈琲鑑定士」として資格をとり、日本へ美味しいコーヒーを届ける仕事が始まった。
本物のコーヒーを探し求めて
background
今から20年以上前は、まだスペシャルティーコーヒーという言葉すら出来ておらず、日本には品質の悪いコーヒー豆しか輸入されていなかった頃、国連グルメコーヒー開発プロジェクトの日本マーケティングアドバイザーのとある人物からケニアにいくと品質の良いコーヒー豆が手に入るかも知れないと聞き、ケニアにやってきた。
だが、日本人は馬鹿にされ「お前らには味はわからない」と言われコーヒーオークションにすら参加させてもらえなかった。
粘っていると、テストだと言っていくつかコーヒー豆を持ってきたが、どれも品質の劣るものばかりだった。
そのことを伝えると、どうやらテストに合格してやっとオークションに参加することが出来る様になったのだ。
− コーヒーへの想い
やっとの思いで品質の良いコーヒーを日本に持ち帰ると、それを待ちわびていた焙煎士たちは大喜びでコーヒー豆を買い求めにやってきた。
コーヒー豆は、本当に品質の良いものは良い焙煎を行い本来持っている味のポテンシャルを最大限に引き出すことで、とても味わい豊かなコーヒーとなっていく。
10代の頃の私のように、まだ美味しいコーヒーに出会っていない人へ、本物のコーヒーに出会って欲しいと思い、私はこの仕事を続けている。
松本 竜一
profile
おいしいコーヒー研究会(O.C.K.)主宰。珈琲鑑定士。
15歳の頃より"コーヒーが飲めなかった事がきっかけ"で日本各地を珈琲行脚。
日本人初のブラジル政府公認珈琲鑑定士の小室博昭氏を師事し、独学で勉強。
コーヒー会社でカップテイスターとしての経験を積み渡伯。
1998年、サントス商工会議所認定珈琲鑑定士を取得。
退社後、アサンテコーヒーカンパニーを設立し、日本市場にブームを巻き起こしたケニアの買い付けを始める。
日本全国の自家焙煎店への焙煎指導を行い、指導した中には大会で受賞するバリスタもいる。